冬のアウトドアアクティビティとして人気の、ワカサギ釣り。
ワカサギ釣りは、秋口から春にかけて比較的長い期間楽しめます。
ベストシーズンは冬。特に、凍った湖の上で楽しむ「氷上穴釣り」は、限られた期間の貴重な体験です。
湖が凍る期間は、場所にもよりますが、だいたい1月下旬から3月上旬ごろ。
「氷上穴釣り」にこだわるなら、2月ごろを予定して、氷の状況を確認するといいですよ。
ワカサギ釣りの魅力
釣りたてのワカサギは、おいしい!それに加えて、湖の氷の上という非日常空間で、冬の素晴らしい景色を堪能しながら、開放的な釣りを楽しめるのが、氷上穴釣りの魅力です。自分の好きな場所を決めて、のんびりと釣り糸を垂らせば、釣れる量が少なくても、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
ワカサギ釣りには、氷上穴釣りのほか、ドーム船やボートでの釣り、桟橋からの釣りなどいくつか方法があります。それぞれ特徴がありますので、時期や装備、用途にあわせて自分の好みの方法を見つけましょう。
氷上の特徴、ドーム船の特徴
氷上の場合、穴をあける場所にワカサギがいるかどうか、わかりません。魚群レーダーなどを持参していれば別ですが、穴釣りの場合、あまりむやみに穴を開けるわけにもいかないので、場所選びが難しい場合があります。だからこそ、自分の好きな場所でゆっくりと釣りを楽しめるのがメリットでもあるわけですが。
ドーム船の場合、レーダーなどを使って、魚のいるところに船を付けてくれることがあるので、初心者でも比較的、釣りやすいです。ボートも移動できるので、釣れてそうな人の近くに移動することができます。
氷上ワカサギ釣りの服装は?
氷上穴釣りは、湖が凍るぐらいなので、寒さの厳しい場所が多いです。とにかく寒い。風が強いことも多く、テントやカイロなどの保温装備は必須。
一方で、ドーム船は船に囲いがあり、ストーブなどを積んでいることもあって、温かい場所で釣りを楽しめます。
氷上穴釣りでは、特に寒さ対策はしっかりと、万全の準備でお出かけください。
ワカサギ釣りに必要なアイテム
- 釣り竿
- しかけ
- エサ
- 穴あけドリル
- イス
- テント
- そのほか
ワカサギ釣りの人気の場所なら、釣り竿やしかけ、えさなどは、すべて現地でレンタルや購入ができます。
穴あけドリルは、レンタルして自分で開ける場合もあれば、係員に開けてもらう場合もあります。上級者になると、マイドリルを持参している人もいます。
イスやテントは、防寒のために使用します。レンタル品が用意されているところもありますが、ない場所もあるので、できれば持参することをおすすめします。
氷上では直接座ると、お尻が冷えます。だからイスは必須。
テントは、特に風が強い日などに、風よけのために使います。ワカサギ釣り特有の、カタツムリのようなビニールテントもあれば、公園などで使うポップアップテントの場合もあります。ペグ打ちが必要なテントは、氷上穴釣りには向きません。
そのほか、あると便利なものは、ハサミ(エサを切るときなどに使います)、お玉(穴がふさがれないように雪をすくったり、ワカサギが釣れた時に湖水をすくったりするとき便利です)、桶(釣れたワカサギを入れておきます)などがあります。必要に応じて、レンタルまたは持参しましょう。
もうひとつ、ワカサギ釣りとは直接関係ありませんが、氷上穴釣りができるワカサギ釣り場へのアクセス方法は、だいたい車でしか行けない場合が多く、しかも冬用タイヤが必須です。必要装備として、こちらもお忘れなく。
また、ワカサギをその場で調理する場合は、調理器具なども必要になります。持ち帰る場合のために、ビニール袋やクーラーボックスなども用意しましょう。
氷上ワカサギ釣り、体験レポート
霊仙寺湖(長野県飯綱町)で氷上穴釣りを体験した際の様子をご紹介します。
まずはじめに、受付で入場料とレンタル品を申し込みます。
釣りを楽しむ場合は、基本的にその地域の遊漁券を購入する必要があります。遊漁券の金額を入場料としているところもあります。
霊仙寺湖でのワカサギ釣り料金は、
- 入場料 大人800円 中学生以下400円
- 穴あけ 1回300円
- 竿・しかけ・エサ 3点セット 3,000円
- レンタルテント 2,000円~
など。このほかお玉やハサミ、桶などのレンタル品が用意されていました。
さらに、事前予約制の「手ぶらで天ぷらセット」なら、調理器具まですべてセットになっていて、その場でワカサギを天ぷらにして食べることができます。(釣れなかった場合も安心。ワカサギ5匹と野菜もついてます。)
受付を終えて、必要なものを持って、いざ氷上へ。
自分の好きなポイントを決めて、釣り糸を降ろすための穴をあけてもらいます。
釣り竿にしかけ、エサをセット
霊仙寺湖では、釣り竿としかけはレンタルでなく買取。購入したものを、自分でセッティングします。
といっても、竿としかけの金具をつなげるだけ。
エサは、赤サシ(ハエの赤ちゃん)でした。
釣り竿の針のひとつひとつに、エサをつけます。
エサを針に、2か所ブスブスっと刺して、半分ほどハサミで切り落とします。
または、2本の針に1匹のエサをひっかけて、真ん中で切れば、1匹で針2本分がセットできます。
ハサミを用意しておいたほうが便利です。
ワカサギ釣りのコツは?
エサをセットしたら、氷上の穴に釣り糸を垂らします。オモリが湖底に到達したことを確認したら、そこから20cmほど上に巻き戻して、その竿を、上下にゆっくり振りながらアタリを待ちます。
ワカサギの場合、「チョンチョン」程度の小さな手ごたえがアタリです。すぐに糸を手繰って、ワカサギが釣れているかどうか、確認しましょう。
釣れていたら、針からはずしてエサはそのまま釣りを再開。ワカサギはエサを食べるわけではないので、エサはしばらくなくなりません。時間がたってアタリが減ってきたり、エサが古くなってきたかな、と感じたら、新しいエサを付け替えます。
釣れたてのワカサギは美味しい
ワカサギ釣り場の近くにあるお店では、ワカサギを持ち込むと調理してくれるところもあります。
どのお店が調理してくれるか、などの情報は、釣り場のスタッフの方などに聞いてみましょう。
釣れたてのワカサギは、やわらかくて本当においしいです。小さい子どもでも、きっとまるごと食べられますよ。
氷上穴釣りの様子を動画で紹介
Youtubeで霊仙寺湖のワカサギ釣りの動画を紹介しています。スタッフの皆さんがとても優しくて、初心者でも安心してワカサギ釣りを楽しめる場所でした。参考にしてみてください。
霊仙寺湖氷上ワカサギ穴釣り(飯綱東高原リゾート)
住 所 〒389-1226 長野県上水内郡飯綱町川上2755-345
電話番号 026-253-3210
ワカサギ釣りを楽しめるスポット6選
ワカサギが釣れる場所で、冬に凍る湖であること。これが、氷上穴釣りでワカサギ釣りを楽しめる場所の条件です。
ワカサギが釣れる場所は、全国各地にありますが、湖が凍るエリアは、北海道、東北、関東、甲信越などに限られます。
昔から氷上穴釣りで有名な場所でも、毎年凍るわけではない場合もありますし、数年前から凍らなくなってしまっている場所もあります。長野県や群馬県には、ワカサギ釣りの氷上穴釣りスポットが複数あります。
氷上穴釣りができるワカサギ釣り場で、全国的に有名なスポットをいくつかピックアップしてみました。場所選びの参考にしてください。
福島県 桧原湖(ひばらこ)https://www.urabandai-inf.com/?page_id=24207
岩手県 菜魚湖(ななこ) http://www.nanako-wakasagi.com/
長野県 松原湖(まつばらこ)https://ameblo.jp/cohanlights/theme-10009622403.html
長野県 霊仙寺湖(れいせんじこ)https://iizunaresort.com/events/
群馬県 榛名湖(はるなこ)https://www.wakasagi-tsuri.com/harunako/
群馬県 バラギ湖(ばらぎこ)https://www.muji.net/camp/contents/wakasagi/
ワカサギ釣りプランを探す
今回体験した霊仙寺湖のワカサギ釣り、事前予約するなら手ぶらプランがおすすめです。
アクティビティジャパンで天ぷらセットまでついている手ぶらプランがありますよ。
【ACTIVITYJAPAN】霊仙寺湖ワカサギ釣りプランはこちら
霊仙寺湖の他にも、全国のワカサギ釣りスポットや、氷上以外のボートやドーム船プランなどもあります。
【ACTIVITYJAPAN】全国ワカサギ釣りスポットはこちら
アソビューのページには、甲信越のワカサギ釣りプランが掲載されています。
いろいろ見比べてみてはいかがでしょうか。