子どもが自転車に乗れるようになったら、ぜひ訪れてみてほしい!
アウトドアで何か特別な体験をしてみたい、そんな親子におすすめの「朝焼け絶景サイクリング」と、アウトドア拠点「星野リゾート BEB5(ベブファイブ)土浦」を紹介します。
星野リゾート BEB5土浦とは?
2020年10月にオープンした「星野リゾート BEB5土浦」は、JR常磐線土浦駅直結のホテルです。
「ハマる輪泊」をコンセプトに、様々な自転車体験ができる、誰もが自転車に乗りたくなる、日本初の自転車をテーマにした宿泊施設です。
ちなみに、星野リゾートの「BEB」シリーズは、「居酒屋以上、旅未満」をコンセプトに、若者をターゲットにした宿泊施設。基本的に食事なしの素泊まりプラン、大人数で集える共有スペースがあり、星野リゾートの中では手ごろな料金設定が特徴です。
特徴的なのは宿泊施設だけではありません。土浦駅に併設の「PLAYatre」もまた、個性的です。
サイクリングステーションとして、エキナカに自転車を楽しむ施設、お店を揃え、自転車を持たずに訪れた人も思わず乗りたくなる豊富なレンタサイクルを取りそろえています。
BEB5土浦は、サイクリングステーションとして土浦駅をさらに盛り上げる「日本初!サイクリングを楽しむことをコンセプトにしたホテル」です。
なぜ土浦駅?
では、なぜ土浦駅がサイクリングステーションになったのかというと……。
土浦駅の東側に広がる「霞ヶ浦」があることが大きな要因ではないか?と思っています。
霞ヶ浦は、日本で2番目に大きな湖です。外周は約120㎞、途中で橋を使う短縮コースなら90㎞で1周することができます。湖のまわりに平坦な道路がぐるりとつながり、これがスポーツ用自転車で走るのにちょうどいいコースとなっています。
「霞ヶ浦を1周」することは、自転車愛好家の間で「かすいち」と呼ばれ、人気があります。
さらに、この霞ヶ浦1週コースに加え、筑波山方面への旧筑波鉄道の廃線跡がサイクリングロードとして整備されています。
土浦から霞ヶ浦を1周し、そこから岩瀬駅まで続く「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は全長180㎞。
この魅力あるサイクリングコースを自転車で走るために、全国からサイクリストたちが集まるのです。
その拠点として絶好の場所、土浦駅直結の宿泊施設、BEB5土浦ができたというわけ。
自転車に乗りたくなるホテル
BEB5土浦は、JR土浦駅の改札の目の前にあります。
ホテルの入り口から部屋の入り口まで、自転車を持ち込むことが可能です。
部屋の前に自転車用ラックがあるので、愛車を持参して、組み立てて部屋の前に置き、次の日の朝はその自転車で霞ヶ浦に出かけることができます。
自転車を持参しなくても、駅ビル内のレンタサイクルでお気に入りの自転車を見つけて借りてくることができます。スポーツタイプのレンタサイクルの種類が豊富で、キッズ用は対象身長130cmぐらいから。
スポーツタイプの電動アシスト付き自転車「Eバイク」や、二人乗り用「タンデム自転車」もあるので、きっと乗ってみたい自転車が見つかるはず。
基本的には、部屋に自転車を持ち込むことが可能。そして部屋によっては、なんと自転車と添い寝ができます(有料オプション)。愛車が好き、高級自転車だから部屋の外では心配、というサイクリストには嬉しい配慮ですね。全国からサイクリストが集まるのもうなづけます。
りんりんスクエア土浦でレンタサイクル
駅ビル「PLAYatre」の1階に販売&レンタサイクルショップ「ル・サイク」、地下1階にレンタサイクルスポットがあります。ショップでレンタルする場合は、レベルに合わせたアドバイスや使い方などを丁寧に教えてもらえます。ショップの営業時間外にレンタルを希望する場合は、地下のレンタサイクルスポットへ。ここならアプリを利用して24時間レンタル受付可能です。
朝食や夕食もエキナカで
駅ビル「PLAYatre」の中も、自転車を持って移動することが可能です。サイクリング出発前に、自転車を持ってエキナカのカフェでモーニング、サイクリング中の飲み物や携行食を手に入れて、そのまま霞ヶ浦へ。帰って来てからそのままカフェやレストランに行ってもいいし、まずは自転車を置いてシャワーを浴びて、それからレストランや居酒屋に行くにも近くて便利。
ちなみにBEBは、ホテルロビーにあたる共有スペースや部屋に飲食物を持ち込むことができます。「PLAYatre」のお店はほとんど持ち帰りに対応しているので、好きなものを好きなだけ買ってきて、ゆっくり部屋で楽しむことができるのも魅力です。
絶景の朝焼けサイクリングへ
BEB5土浦に行くなら、オプショナルツアー「朝焼け絶景サイクリング」を体験すべし。
レンタサイクルつきで、霞ケ浦までのマップ付き、さらにコーヒーセットやマグカップなどを準備してもらえます。
夏期は4時30分~、冬期は5時30分~、夜明け前のまだ暗いうちに出発して、美しい朝焼けを見て帰ってくる1時間半のプランです。
1人2200円(税別)、前日20時までに予約が必要です。
自転車で走る距離は片道約3km。
自転車が大好きな我が家の小2男子にとって、それほど苦もなく、ほどよく難なくクリアできる距離でした。
お子さんの年齢や体力、自転車の性能などを考慮したうえで、ぜひ朝の早起きに挑戦してみてください。
とても有意義な1日のはじまりになりますよ。
BEB5土浦で楽しめる:スムージー
BEB5土浦のロビーに入ると、目立つサイクリングマシンが2台置いてあります。
これは、ペダルをこいでスムージーをつくる「フェンダーブレンダー」。
フロント階の「TAMARIBA」は24時間営業のカフェになっていて、カフェでスムージーを頼むと、スムージーの材料を用意してくれます。
自転車のミキサー部にセットして、あとはペダルを回すだけ。
楽しみながらおいしいスムージーが作れて、運動にもなります。もちろん子どもはきっとやりたがります。
BEB5土浦で楽しめる:メロンまるごとクリームソーダ
FES好きの人なら、土浦市のある茨城県といえば、ROCK IN JAPAN FESでおなじみですね。
ひたちなか海浜公園で行われるROCK IN JAPANで大人気の、あの「メロンまるごとクリームソーダ」が、BEB CAFEで販売されています。
その名の通り、メロンまるごと。メロン生産量日本一の茨城県ならではの、ぜいたくなメニューです。
ひとりでは食べきれない大きさなので、家族やグループで、おいしく分け合ってみてください。
BEB5土浦で楽しめる:カードゲーム
フロント階の共有スペース「TAMARIBA」には、サイクリング関連の本や雑誌、それから複数のカードゲームが置いてありました。
共有スペースでみんなで楽しむことはもちろん、3つまでなら部屋に持ちこんでもいいそうです。
見慣れないカードゲームもたくさんあって、選ぶのに困るほど。
小2の息子が気になったカードゲームを部屋に持っていき、それからしばらくカード三昧の時間を過ごしたのですが、どれも面白くて、想像以上に密度の濃い家族団らんの時間となりました。
BEB5土浦をおススメする理由
息子はカードゲームがとても気に入ったようで、家に帰ってから一緒に様々なカードゲームを探しています。
夫は自転車がどうしても欲しくなり、帰ってからすぐにロードバイクを購入、それから毎日、自宅近くの川沿いを走っています。
私はあの日の朝焼けを思い出しながら、次のアウトドアはどこに出かけようかと毎日ワクワクが止まりません。
BEB5土浦で過ごした家族の時間は、それぞれにとって幸せな時間を見つける大きなヒントになりました。
自転車に乗らなくても、きっと誰もが新しい体験に出会える場所だと思います。
BEB5土浦をファミリーにオススメするなら、小学生から中学生ぐらいまでのお子さんがいるファミリーがちょうどいいと感じます。
2組のベッドと大きめソファがあるので、子どもが小さいうちは1ルームでも広々使えます。
食事も好きなものが選べるし、持ち込みも自由。
カードゲームもたくさんあるし、自転車もレンタルできて、霞ケ浦まですぐそこ。
土浦駅は、JR常磐線快速で上野から約60分。アクセスの良さも魅力です。
自転車を楽しみたい人はもちろん、気軽な家族旅行にも、アウトドア旅行の拠点にも、おすすめします。
動画で紹介しています
BEB5土浦をスタートするサイクリングツアーや、施設内の詳細を、動画で紹介しています。