【そとあそび】都内で川遊びを楽しむなら「秋川渓谷」

魚を探すときはシュノーケルが便利 KIDS

浅瀬で魚を探したり、川で流されたり、川面へ飛び込んでみたり…
川遊びは海や湖とは違ったいろいろな遊びを体験できます。ただし、川遊びは危険もある。安全に川遊びを楽しむためには準備も必要です。

都内で川遊びといえば、東京あきる野市に位置する「秋川渓谷」が人気です。
秋川渓谷で楽しめる川遊びについて、詳しくお伝えします。

秋川渓谷の川遊びでできること

秋川には広い浅瀬や深く流れのある場所などがあり、様々な川遊びを楽しめます。
奥多摩の源流から流れてくる清流は、夏でもとても冷たいのが特徴です。

膝の深さでもライフジャケットは必須

秋川の水の量は、前日の雨の状況などによって変わります。
浅瀬で遊ぶ場合も、必ずライフジャケットを身につけましょう。

水浴び

浅瀬で足を水に浸して遊べます。暑い日差しの中でも、足が冷たいと涼しく感じます。足元に水があるだけで、遊びの時間はエンドレス。ただ水浴びするだけでも楽しい遊びになります。

川流れ

ライフジャケットをつけて、川の流れに身を任せます。1mほどの深さがあれば、十分に流れることができます。これ、やってみると本当に楽しいです。子どもは何度でも何時間でも、流されて遊ぶことができます。川の流れは思いのほか早いので、岩にぶつかったり思った以上に流されたりしますので気をつけましょう。

飛び込み

岩場のまわりは、流れが底を削るため案外深くなっています。その深みを目指して飛び込む遊びが可能です。
水量は天候などの影響があるため、いつも同じ深さとは限りません。深くない場所で飛び込むとケガの恐れがあるので気をつけましょう。

川に飛び込む時は深いところめがけて

魚探し

ゴーグルやシュノーケリングセットがあれば、川の中を見ることができます。
岩の陰などに小さな魚やカジカなどを見つけることができます。
タモで魚を取ろうと奮闘する子どもたちもたくさんいます。

つかまえたカジカ

マイ温泉づくり

川原の石で小さく囲って水を溜めると、川の水と比べて温かいエリアができあがります。
冷たい水で体が冷えたら、温かいエリアで交互浴。

石拾い

河原には、様々な種類の石があります。秋川の河川敷は、堆積岩が多くみられます。
きれいな石、気になる石、気に入った石などを集めてみましょう。

川原で石を見つけるのも楽しい

BBQ

上記で紹介したエリアは、ほとんどBBQ場になっています。レンタルや食材など手ぶらで利用できるところも多いので、朝から夕方まで1日思いっきり川で遊び、体が冷えたらBBQで温まれます。レンタルや食材の手ぶらプランも充実しているので、手軽にBBQを楽しむことができます。

秋川渓谷の川遊びスポット

「秋川渓谷」は、多摩川水系の支流の中で最大の支流である「秋川」が作り出した、景観の美しい渓谷のこと。
あきる野市から檜原村にかけて、全長20㎞ほど続いています。

川沿いはどこでも川遊びできますが、公共交通機関で行くなら駅周辺やバス停付近、車で行くなら駐車場のある場所となります。

無料で遊べるポイントもありますが、一人当たりの入場料がかかるエリアもあります。
また、車はほとんどの場合で駐車場代がかかります。

秋川橋河川公園

秋川渓谷の川遊びで一番よく知られている場所がここ。JR「武蔵五日市」駅から歩いて5分程度とアクセスのよさが人気です。川遊びは無料、駐車場代は1台につき1日1000円です。BBQ場のトイレや水道が使えます。

川は比較的浅瀬ですが、ライフジャケットを着て川流れを楽しめる程度の深さの場所もあります。前日に雨が降った場合などは増水に注意しましょう。飛び込みスポットとなる岩場もあります。

日帰りのBBQ場があるので、川遊びを楽しみながら昼食にBBQを楽しめます。調理器具の持ち込みは不可、薪・炭・ガスなど燃料の持ち込みもできません。タープ、テーブル、イスなどは持ち込み可能。レンタル品も充実していますが、予約ができないのでレンタル予定の方は早めの入場をおすすめします。食材は持ち込み可。デリバリーサービスもあります。

石舟橋(いしふねばし)

グーグルマップなどの地図で「秋川渓谷」を探してみると、石舟橋(戸倉地区にある吊橋)あたりがヒットします。ここは、吊橋と川沿いの岩々などの渓谷美を楽しめる場所。特に秋の紅葉はみごとな美しさです。

橋のすぐ下あたりは深くて流れがある場所です。夏になれば、ここで川遊びをしている人もいますが、このあたりで川遊びをするなら、すぐ近くの十里木ランド(後述)が人気です。

十里木ランド

石舟橋の近くにある日帰りBBQ場。川遊びスポットとしても人気です。このエリアで遊ぶには、一人当たりの入場料(小学生以上600~700円/幼児無料)と車の方は駐車場代(1台1200円)が必要です。

浅瀬あり、潜れるほどの深い流れもあり、飛び込みに適した岩場もあるので、川遊びを存分に楽しめるスポットです。

すぐ近くに日帰り温泉施設「瀬音の湯」があり、歩いて行ける場所なので、川遊びのあとゆっくり温まりたい方にも便利な場所です。

星竹バーベキューランド

小さな子どもが遊びやすい浅瀬が広がる川原のBBQ場。入場料(中学生以上500円小学生以下300円)と駐車場代(1台につき1000円)が必要です。

山渓

宿泊施設に併設の日帰りBBQ場。宿泊施設から川は目の前。川遊びをする場合、入場料(大人600円、子ども400円)と車の場合は駐車場代(1台1100円)が必要です。

リバーサイドパーク一の谷

JR「武蔵引田」駅から徒歩20分。川遊びができるBBQ場。川遊びは無料、駐車場代は1台につき1000円です。

 

川遊びの際に注意すること

川の水は、前述のとおりかなり冷たいです。水着で水遊びをするなら、夏の暑い日がおすすめです(ウェットスーツがあれば、春や秋の水遊びも楽しめるかも)。夏でも水が冷たくて、寒くて長時間遊べないことがあります。

そして、前日に雨が降れば、増水していることもあります。川の水は増水すると流れが激しくなるので、思わぬ事故につながることも。増水時は川遊びを控えるようにしましょう。

ライフジャケットを身につけよう

秋川は一級河川の比較的大きな川です。浅瀬でも川の流れは激しく、足を取られることもあり危険です。川に入るときは、必ずライフジャケットを身につけましょう。

子ども用ライフジャケットは必須です。

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天候をチェックしよう

台風や大雨などの天気予報をチェックしておきましょう。川の水の増減は、遊ぶ地域の雨量ではわかりません。上流で雨が降ると、予想できないタイミングで増水することもあり危険です。

BBQについて確認しておこう

BBQ場がいくつもありますが、施設ごとに注意事項がありますので、事前にしっかり確認して楽しみましょう。特に、炭や薪などの燃料、グリルや網などの調理器具の持ち込みが禁止されているところが多いです。近隣には、地産野菜の直売所やおいしいお肉のセット、お弁当、ランチなどがあるので、お好みのものを事前に調べておきましょう。

秋川渓谷でほかに楽しめること

豊かな自然の広がる秋川渓谷周辺では、ほかにも様々なアウトドアの楽しみがひろがります。

サイクリング

武蔵五日市駅から秋川に向かう交差点に位置する「東京裏山ベース」で、電動自転車のレンタサイクルが可能です。また、あきる野周辺での謎解きやリバートレッキングなど様々なアクティビティガイドツアーを提供しています。

軽登山

日の出山、城山、弁天山など、周辺には子どもでも簡単に登れる低山がたくさんあります。秋から冬にかけて、積雪がない時期の軽登山におすすめです。

里山トレッキング

トレッキングコースがたくさんあります。春は花めぐり、秋は紅葉めぐりがおすすめ。寺社や川沿いの景観、里のおいしい料理店など、自然や季節を感じながら里山を歩いて楽しむことができます。

滝めぐり・鍾乳洞

川の上流にいくつもの名もなき滝があります。水量が少ないと消えてしまうこともあるので、滝めぐりを楽しむ際は宝探し気分で臨んでみてください。

東京都の天然記念物に指定されている「大岳鍾乳洞」は未就学児から小学生ぐらいの年齢のお子さんにおすすめ。夏もひんやりと涼しく、暗い洞内を進む道のりは、ちょっとした冒険気分を味わえます。

大岳鍾乳洞の入口

温泉

十里木交差点から石舟橋を渡った先に、日帰り温泉施設「秋川渓谷 瀬音の湯」があります。アルカリ性の単純硫黄泉で、肌がツルツルになりよく温まる温泉です。敷地内にある足湯は、だれでも無料で利用できます。

秋川渓谷へのアクセス

秋川渓谷は、東京あきる野市と檜原村にまたがるエリア。電車で行けるアクセスの良さが魅力です。駅やバス停から離れているスポットを訪問する場合は、車の利用が便利です。

JR五日市線の終点「武蔵五日市」駅から、川遊び「秋川橋河川公園」なら歩いて行けます。ほかの様々なBBQ場、キャンプ場、観光名所への移動は「武蔵五日市」駅から各種バスを利用。

秋川渓谷 公式
https://www.akirunokanko.com/