「佐久バルーンフェスティバル」は、長野県佐久市の千曲川河川敷で毎年ゴールデンウィーク期間中に開催される熱気球の大会を兼ねたイベントです。
イベントのメインテーマは「子どもたちに感動を!!」
大会がメインですが、子ども向けに熱気球教室やクラフト体験など、さまざまなコンテンツが用意されているので、子どもと一緒に楽しめるGWのオススメイベントです。
※残念ながら、2020年はコロナウィルスの影響で中止となりました。過去に参加した際の様子を写真で紹介します。
佐久バルーンフェスティバルとは
佐久バルーンフェスティバルは、毎年5月3日~5日に開催されています。熱気球の全国大会として、国内外のトップレベルのパイロットが集まる、本格的な競技会です。
一般の人も、美しい熱気球が飛び立つ競技会の様子を観覧することができます。そして会場では、競技の合間に、熱気球教室や係留体験、凧作りや魚のつかみ取りなど、様々なコンテンツを楽しむことができます。
競技会を見るには
競技は、早朝と午後の2回開催が予定されています。ただし、風の状態などの理由で中止になることがあります。たくさんの熱気球が飛び立つ風景を見たい、と思って会場に行くわけですが、天候によってはまったく見られない可能性があります。「見られたらラッキー」ぐらいの気持ちで予定を立てておくと、見られなかったときのショックが和らぎます。
競技の開催時間は、朝6時過ぎと、午後3時。5時30分ごろ会場に入れるように準備して早朝暗いうちに家を出発する必要があります。朝は諦めて午後だけ見る、という場合は、駐車場の場所と空き状況を確認しておきましょう。
競技が行われるかどうかは、競技時間直前までわかりません。会場に設置されている風速計のようなもので、上空の風の状態を確認しながら判断されます。ちなみに、午前と午後、どちらかといえば午前の競技のほうが、開催されることが多いです。
競技の見どころは
競技が始まると、様々なバルーンが一斉にふくらみ、大空へ飛び立っていきます。
競技会スタート地点に観覧席が設けられ、競技を高いところから見渡すことができます。競技が始まってしまえばあっという間なので、競技が始まる前は観覧席で席を確保してスタンバイ。競技がひと段落したら、または競技が中止になったら、会場内のコンテンツを楽しみに観覧席を離れる、という段取りがよさそうです。
一斉に熱気球に熱が送られ、観覧席にも炎の熱さが伝わってきます。準備の整った気球がゆっくりと、空に向かって上昇を始めました。
熱気球の競技には様々なタスクがあって、指定されたゴールへ向かって飛んでいく場合もあれば、離陸した会場内にマーカーを落下させるタスクもあります。どのタスクで競うかについても、当日の天候を見ながら競技直前に決められるので、飛び立った後の熱気球をどのぐらいの時間見ていることができるのか、それは当日の状況になってみないとわかりません。
私が訪れたときは、ゴールとして離れた場所が指定され、熱気球は空高く上がると風に乗って遠くへ飛んでいきました。ゴールの様子は観覧席からほとんど見えず、熱気球がすべて飛び立ってしまったら、観覧はいったん終了。会場内に用意された様々なコンテンツを楽しむため、観覧席を離れました。
競技以外のコンテンツ
個人的には、熱気球のしくみや原理を丁寧に解説してくれる「熱気球教室」がとても楽しかったです。実際に熱気球を触りながら、子どもにもわかりやすい丁寧な解説で、熱気球を知ることができる場所は、他ではなかなかないと思います。
ミニSLやふわふわトランポリンなどもあるので、未就学の小さなお子さんでも安心して楽しめます。
観覧の注意点
佐久バルーンフェスティバルを観覧する際の注意点は「暖かい服装で行くこと」です。5月の佐久はまだ寒い。特に、早朝参加の場合、日の出直後の肌寒い空気の中で長時間フライトを待つ間に体が冷え切ってしまいます。防寒対策をしっかり用意して、おでかけください。
それから、午前と午後の2回、大会期間中に全部で5回の競技が予定されていますが、朝のほうが風の状態が落ち着いていることが多く、どちらかというと午前の競技のほうが開催される確率は高いです。天気がよくても上空の風が強くなり、午後は中止になることが多いので、なるべくなら早朝の競技時間に間に合うようにでかけることをおすすめします。