星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳に取材で滞在した際に「森林乗馬」プログラムを体験させていただきました。
乗馬体験は全国各地にありますが、子ども向けの本格外乗プランがあるところは案外少ないので、
子どもと本格的な乗馬を楽しみたい!そんな親子にぜひおすすめします。
カナディアンキャンプ乗馬クラブ八ヶ岳へ
星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳のアクティビティとして参加したので、集合は八ヶ岳アクティビティセンター、その後ロビーに移動して、送迎車で進むこと約7分。
到着した場所は、カナディアンキャンプ八ヶ岳乗馬クラブでした。
※リゾナーレ八ヶ岳「森林乗馬」60分プランの場合、別の乗馬クラブ「ホワイトサドル」での体験となります
※リゾナーレ八ヶ岳「森林乗馬」90分プランは、カナディアンキャンプ八ヶ岳での体験となります
※各乗馬クラブで直接申し込みの場合は、各クラブごとに体験時間の異なるプランも受け付けています
標高1110mに位置する八ヶ岳の森の中で、本格的な乗馬レッスンや資格取得コースのほか、体験外乗プランや子ども向けのキッズスクール、キッズキャンプなど、様々なプランで乗馬を楽しめる高原リゾートの乗馬クラブです。
ひとことで「乗馬」といっても、楽しみかたはいろいろありまして、例えばスタッフが歩いて馬を操りながら進む場合は「引き馬」、馬場内で乗馬を体験する場合は「体験スクール」などと表記されることが多いです。
せっかく馬に乗るなら、「外乗」がいい。自分で馬の手綱を操りながら、馬場の外に出てのびのびと歩きたい。
・・・という私の強い思いがあり、息子が4歳の時、なんとアメリカまで乗馬の旅に出かけたことがあります。
4歳の子どもに「外乗」させてくれる乗馬クラブが日本では見つけられなかったためで、アメリカでも(たぶん)唯一、オレゴン州にあるWilson Ranches Retreatで、本場カウボーイの指導のもと、親子で2時間ほど外乗を楽しんだのでした。
という話はまた別の機会にご紹介するとして・・・
とにかく、乗馬というなら、私としては、なにがなんでも、外乗をおすすめしたいのです。
そして、小学生以上の親子で外乗を楽しめるのが、この「森林乗馬」アクティビティなのです。
カナディアンキャンプ八ヶ岳の外乗プラン
ちなみに、リゾナーレ八ヶ岳の「森林乗馬」プログラムは、宿泊者限定で送迎付きです。(3日前に要予約)
60分コース 14,400円/1名 小学生(6歳)から大人
90分コース 16,000円/1名 小学3年生(8歳)以上が対象
宿泊者以外の方が利用する場合は、直接クラブに申し込みが必要です。
たとえば、カナディアンキャンプ八ヶ岳の乗馬プランで、小学生から参加できる外乗プランの料金は…
お手軽プラン レッスン30分+外乗30分 11,000円(対象年齢:小1~)
日帰りプラン レッスン30分+外乗60分 14,300円(対象年齢:小3~)
60分間の「お手軽プラン」と、90分間の「日帰りプラン」があります。「お手軽プラン」は小1から体験可能です。「日帰りプラン」は小3から可能で、初めてでも速歩(はやあし※詳しくは後述)まで体験できるとのこと。
初心者で速歩!けっこう思い切ったプランです。それだけ、馬の調教技術に自信があることがうかがえます。
馬場内で事前レッスン
乗馬クラブに到着して、受付表を記入したら、ヘルメットと軍手をつけて馬場へ。
今回担当してくださったスタッフの戸舘さんが、馬を連れて来てくれました。
まずはじめに、馬にあいさつ。
参加者である私と息子の乗馬歴を確認し、それぞれの馬の特徴や特性を説明してくれました。
ちなみに、私は乗馬ライセンス5級保持者、息子は前述のとおり外乗経験があるので、まったくの初心者ではありません。
とはいえ、乗馬は久しぶりの私たち。戸舘さんはまず、馬の背にどうやって登るのか、丁寧に解説した後、ひとりずつ馬に乗る手助けをして、自身も馬に乗り、さっそくレッスンがスタートしました。
馬場の中で、馬を歩かせて、止まる練習。
曲がりたいほうに曲がる練習。
前の馬についていく練習。
そして、速歩の練習です。
乗馬体験の注意ポイント
ここで乗馬を楽しむための注意ポイントを2つ。
私たち親子は乗馬経験があるので、馬に乗ったときに「怖い」と感じることはありませんでしたが、初めてのお子さんの場合、目線の高さに「怖い」と感じることもあるかもしれませんので注意が必要です。
もうひとつの注意ポイントは、ここまで何度か出てきた速歩(はやあし)に関すること。速歩とは、馬が少し歩くスピードを上げた状態のことです。
馬の歩きかたの表現は、一番ゆっくり歩いている状態が「常歩(なみあし)」、少しスピードを出す状態が「速歩(はやあし)」です。速歩といっても、見た目はそれほど速くありません。
速歩になると、常歩のときの4拍子と違って馬のリズムが2拍子になります。その2拍子の反動は馬の背中から大きく伝わり、初めて体験すると、誰もが「落ちそう!」と感じるもの。
怖さを感じることが危険につながる場合もあるからでしょうか、初心者に速歩以上の乗馬体験をさせてくれるところはあまりありません。その意味で、速歩の練習も含まれるカナディアンキャンプ八ヶ岳の外乗プランは、とても懐の大きいプランだと感じました。
はたから見ると、速歩はそれほどスピードが出るわけではないので、簡単そうに見えます。だからこそ、やってみたら思いのほか怖い思いをして「もうやらない!」と諦めてしまうお子さんもいるかもしれません。無理は禁物です。
ちなみに、馬が「パカラッパカラッ」と3拍子で走る状態を「駈足(かけあし)」、さらに早く全速力で走る状態を「襲歩(しゅうほ)」と言います。
馬のまち小淵沢を外乗
馬場でひととおりのレッスンを終えたら、いよいよ外乗です。
リゾナーレ八ヶ岳のある「小淵沢」は、古くから「馬のまち」として知られています。周辺には「馬術競技場」ほか、多くの乗馬クラブが点在しています。馬のまちとして栄えたというその理由は、この地を治めた戦国武将、武田信玄に由来するという説があるのだとか。
戸舘さんからいろいろな話を聞きながら、馬の歩を進めていきました。途中、信玄にまつわる「棒道」を進んだり、車の走る一般道を進んだり、昔は競技場だったという森の中を進んだりしました。
直前まで雨だったこともあり、少しぬかるんだところを進む時は、馬たちもかなり苦労したようです。少し開けた場所では、馬場で学んだ「速歩」を試してみたりして、とても楽しいひとときを過ごしました。
ちなみに、馬にとって外乗での道端の草は「おいしいおやつ」に見えるのだそうです。私が乗っていた「かぐや姫」は、外乗でのおやつタイムが大好き。好みの草に近づくと、私がどんなに「そのまままっすぐ歩こうね」と指示を出しても、歩みを止めて草を食むという誘惑に負けてしまい、コースへ引き戻すのに苦労しました。でもそれが、とても楽しい思い出になりました。
カナディアンキャンプ八ヶ岳のアクセス
カナディアンキャンプ八ヶ岳の乗馬プランは、外乗、レッスンなどのほか、季節ごとの「キッズキャンプ」、弓の練習がついた「流鏑馬体験プラン」など、珍しいプランもありました。流鏑馬…気になります!
私たちは今回、リゾナーレ八ヶ岳からカナディアンキャンプ八ヶ岳まで送迎していただきましたが、JR小淵沢駅や周辺ホテルから無料で送迎を行っているそうです。
アクセスは、JR小淵沢駅から車で10分、中央道「小淵沢IC」からも車で10分程度です。
外乗もレッスンも、基本的には予約が必要です。
詳しくは、公式ページを確認してみてください。
リゾナーレ八ヶ岳のアクティビティ「森林乗馬」は宿泊者限定。
90分コースでカナディアンキャンプ八ヶ岳の外乗プラン予約が可能です。

外乗体験を動画で紹介しています